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見積もり・打合せについて

 まず、最初に現場へ出向き、お客様の意向を聞いたうえで見積もりの提出が行われます。
 リフォーム工事は、ほぼ、解体が絡んでくるので、実際に壊してみないと分からないというのが実状です。特に下地の状況は重要で実際にすべて壊してみて問題が分かるという状況は多々あります。何年ぐらい前に建てた物件だからといっても、実際は、断熱材が入っていなかったり、スジカイ(建物構造の耐力壁の中に入れられるもの)がなかったり、中にはボルトが抜かれていたなんて事も・・・。
 「この値段ですべてやります。」「すべてパック料金でやります。」など見て見ぬふりをして進める以外絶対にできないのです。また、実際の仕様によっても変わってきます。ただ見た目だけを重視するような工事仕様(施工)なのか・・・無駄なお金を使わずにきれいになるのが一番です。
しかし、せっかくリフォームしたところが長くもたなかったら、安かったからしょうがないじゃ後悔しきれないでしょう。
 現場確認や打合せ・見積もりの書き方等から、業者の「気質 」や考え方がわかると思います。

 ここでは、業者から上がってくる見積りの書式と打合せの要点の説明をします。

見積もりの書式について

  • ① 一式金額
     例えば、キッチンリフォーム工事(材工とも)一式 〇〇〇,〇〇〇円こんな見積りはありえません。解体工事・水道工事・電気工事・木工事などなど・・・。いろんな関連工事がある訳ですから、別途仕様が書かれていたにせよ分かりづらい比較しようのない見積りです。

  • ② 単価式金額
     〇,〇〇〇円/m・円/m2・円/箇所など、材料費+施工費を単価にして、施工数量を掛けた見積りです。このタイプで出すのも多いかもしれません。この場合、材料が何を使われてるのか、詳しく明記されている事が大切です。材料にも格段の差があります。材料が分かれば施工費もおのずとわかりますますので、見積りの比較や調べるためにもちゃんと書いてあるか確認しましょう。

  • ③ 個別式金額
     材料代や施工費が別々に書かれているものです。この場合、材料の単価や施工数量それにかかる施工費が明記されるので、一番わかりやすい見積もりとも言えるでしょう。ここでの注意点は施工費です。積算本(一般販売の歩掛りや材料単価などが載っている本・・・実際の業者さんはこの金額よりはるかに安くやっています。)によるもの・社内独自で標準や場所で決めているのか・経験的数値で出しているのか各社いろいろです。

  • ④ 諸経費について
     見積りの中に、どのように会社の利益を入れるのかです。まず、一番分かりやすいのは諸経費として明記する方法です。実際にかかりそうな純工事費に何%を掛けるというものです。会社を維持するためには、経費と利益は絶対に必要なものです。しかし、その%が出てしまうと「高いなぁ」とお客様に感じさせてしまうのです。そこで、上記の①~③に利益や経費をのせて純工事費を出し、諸経費は0~数%とすると、「こんなものか」と思うわけです。

  • 打合せの要点について

    打合せのイラスト
  • ① どこから、どの程度まで施工するのか。
     例えば、壁をクロスで仕上げる場合。A社は解体後、胴縁下地(一定間隔及びボード継手に桟木を施工し石膏ボードを貼るだけ。B社は、柱やスジカイに接合金物を施工し、合板を下地とし石膏ボードを貼る。両社出来上がりは同じですが、B社は建物に対する強度を考えて施工しています。見積もりは、当然B社のほうが高いはずです。しかし、見えなくなるところにこそ建物の構造強度・断熱性や防腐防蟻対策他、リフォーム後の住環境・メンテナンスの差が出てくるのです。
     下地の施工については、必ず見積もりと合わせて確認しておきましょう。

  • ② 不便に思っている事・困っている所・気になっている所を伝えよう。
     せっかくのリフォーム、生活していて不便に思っている事を相談してみましょう。ここに入口ができたらとか、この柱がなければとか、収納スペースをどこかに設けたいとか。住宅には構造上動かせない柱や壁があります。建築当初の確認申請図面があればスムーズに打ち合わせができますが、図面があってもなくても、実際には、解体後、下地状況をみてからが正解でしょう。概算金額としての見積もりになりますが、良いリフォーム業者ならそのような提案をしてくるでしょう。予算と照らし合わせながら住環境についても積極的に話してみましょう。

  • ③ 担当者の提案も考えてみよう。
     良いリフォーム業者は、お客様の意見だけでなく、予算の範囲内外で、今までの経験やリフォーム後の事を考えて、提案や助言をしてくれるはずです。しかし、「どうせならこっちもきれいにしませんか?」とか、「いっしょにやれば安くできますよ!」など単純に費用を上げるためだけに提案する事も考えられます。しかし、すべてに疑念を持つのではなく、じっくり考えて、将来も見据えて本当に必要か考えてみましょう。

  •  成功の秘訣  ~計画・打合せ・見積もり編~ 

    成功のイラスト

     リフォーム計画では、住宅に雨漏りや構造上の危険等がなければ、特に水廻り(トイレ・浴室・キッチン)は、毎日使う場所ですし、機能や使い勝手もかなり良くなっています。将来も見据えて第一に考えてみてはどうでしょう。
    また、経験上必ず変更が出て、追加料金を頂く事が多いですね。リフォームを進めていくうちに、問題点や別途要望が出てきます。リフォームの資金金額は、見積りの2割増しぐらいの予算を考えておくと良いでしょう。
     次に見積もりについてですが、結論から言うと、リフォーム工事においての見積もりは千差万別であり、少しでも安く出した業者が一番であるという事でもないんです。打合せの要点①でも書きましたが、仕上りは一緒でも下地が違うだけで金額が変わります。お客様のために良くした方が金額が高くなるのです。また、定価の何%引きとか専門の材料名など詳細は分からない事だらけです。この事からも見積りから読み取るべき事は、総額はもちろんですが、”参考程度に!”製品や工事仕様・そこに隠れている業者の「気質」です。
     また、業者の「気質」を見極める上で、打合せも大切な機会です。親身になって考えてくれる会社や詳しく説明してくれる会社が良いリフォーム会社であるのは当然です。このような会社は、あなたにとって相性や印象がよく思えてくるはずです。しかし、ここでも注意すべき事があります。
    それは、担当者とだけ相性や印象がいいのかです。会社によっては、営業専門のプロを送り込むのですから、会社にとってその担当者がどこまでの責任を任せられているのか、現場の不具合等にどれほど動いてくれるのか判断しなくてはなりません。個人ではなく組織全体の「気質」を見極めて下さい。

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